ぎふハチドリ基金ぎふハチドリ基金は、若い世代(子ども・若者・子育て家庭)が抱えている困難を、地域の支え合いで解決できる社会を目指します。

ぎふハチドリ基金は、地域の力で岐阜の未来(子ども・若者・子育て家族)を支える仕組みです。
若い世代の抱える困難を早い段階で解決しなければ、困難は次の世代にも引き継がれ、マイナスの連鎖を生み続けます。
地域で活動している団体は、公的支援制度のすき間に陥っている人たちに、支援の手をすぐに差し伸べることができます。
ぎふハチドリ基金の仕組みにより、地域の子どもや若者、子育て家庭のために活動する団体が増えたり、支援活動が継続できるようになります。活動が大きくなれば、公的制度の充実にもつながっていきます。
ぜひこのプラスの連鎖を作る力になってください。
ハチドリ基金のしくみ

ぎふハチドリ基金創設時の趣旨

経済格差、地域格差、社会的孤立…、多くの大人が生きづらさを感じている今の日本社会。地縁・血縁・社縁の消失により、地域や企業でのセイフティーネットは崩壊し、非正規雇用に代表される不安定な雇用と経済的困難、心の病気の増加等々、多重的かつ多様な問題を抱える人々が急増している。

ぎふNPOセンターは、2012年3月より開始した社会的包摂関連3事業(寄り添いホットライン、パーソナルサポートセンター、社会的居場所づくり)で、毎日、昼夜を問わず、複合的問題を抱えた人々の止むことのない悲鳴に耳を傾けてきた。こうしたサービス利用者の中には、幼少時から、経済的な困難や障がいを抱えていたり、家庭や社会環境に恵まれず、周囲の支えや必要な公的支援が得られなかった人たちが少なくない。
実際、2011年度に、本ファンド構築のために行った子育て支援に関する調査によっても、経済的に困難を抱える子育て家庭や発達障がい児を持つ家庭に対する支援が不足していたり、公的制度の隙間で支援が得られていない課題が多くあることが分かった。
子ども若者や子育て家庭が抱える困難を早い時期に解決することは、子ども・若者のその後の人生を明るくし、今、社会が抱えている課題の解決につながると考える。

これらの公的制度が整っていない課題に対して、迅速に、きめ細やかに支援できるのは、地域で活動するNPOであるが、規模の小さいNPOは常に資金不足の状態である。
子ども若者、子育て家庭に関する様々な活動を行っているNPOに、不足する資源(資金)を提供し、これらのNPOが提供するサービスがより円滑に行われるよう、地域社会全体で補完していくことが不可欠であると考える。
「ぎふ子ども若者・子育て市民ファンド」は、市民の力で地域のNPOの活動を支える仕組みとして、新しい公共という枠組みの中で創生するものである。

2012年7月11日 特定非営利活動法人ぎふNPOセンター

ぎふハチドリ基金の歩み

2011年10月
~2012年3月
市民ファンド創設のためのニーズ調査実施(岐阜県委託事業)
2012年3月
~2013年3月
市民ファンドの創設支援事業実施(岐阜県新しい公共支援事業)
2012年10月1日 ぎふ子ども若者・子育て市民ファンド「ぎふハチドリ基金」創設
2012年10月1日
~2013年2月28日
第1期団体指定寄付募集
2012年10月1日
~2013年3月10日
平成24年度特定事業助成実施 →平成24年度特定事業の報告
2013年8月1日
~2014年2月28日
第2期団体指定寄付募集 →過去の参加団体一覧
2014年2月1日
~2014年8月31日
第3期団体指定寄付募集 →過去の参加団体一覧
2013年4月1日
~2014年3月10日
平成25年度特定事業実施 →平成25年度特定事業の報告
2014年8月1日
~2015年2月28日
第4期団体指定寄付募集 →過去の参加団体一覧
2014年4月1日
~2015年3月31日
平成26年度特定事業実施 →平成26年度特定事業の報告
2015年4月1日
~2016年3月31日
平成27年度助成事業実施 →平成27年度助成事業の報告
2016年4月1日
~2017年3月31日
平成28年度助成事業実施 →平成28年度助成事業の報告
2017年4月1日
~2018年3月31日
法人に至るまでの経緯を市民ファンド「ぎふハチドリ基金」5年間の歩みについて(PDFファイルでダウンロードできます)にまとめました。
平成29年度助成事業実施中 →平成29年度助成事業の報告
2017年12月16日 特定非営利活動法人ぎふハチドリ基金 設立総会 開催
2018年2月19日 岐阜県より特定非営利活動法人の認証を受ける
2018年2月20日 登記 法人として成立する。