はちどり訪問レポート「一般社団法人 まなびのとびら岐阜羽島きょういくラボ」

はちどり訪問レポート


 こんにちは、ぎふハチドリ基金です。
「はちどりレポート」では、当基金の助成を受けて活動している団体の取り組みをご紹介しています。 

今回は、2024年度の助成事業実施団体の一つである 「一般社団法人 まなびのとびら岐阜羽島きょういくラボ」(通称:まなとび)さんを訪問させていただきました。 

まなとびさんが掲げるスローガンは、「学びにつながっていないこどもをゼロに」
ただ「学校に行くこと」を目的とするのではなく、一人ひとりに合った学びのスタイルを大切にし、学校に行っている子も、そうでない子も、誰もが自分らしく主体的に学ぶことができるようにと、日々活動を続けておられます。 

その取り組みの一つが「まちなかスクール」です。 

地域の企業や事業所に協力いただき、社会で活躍する大人の方々が、自身の職歴や特技を活かして授業を行っています。 

実際にこのプログラムを通じて、家からなかなか出られなかった子が、少しずつ外に出られるようになったというお話もありました。 
大人とのふれあいや、自分の興味を引き出すような授業が、子どもたちにとって大きな一歩なっているそうです。

この日は、代表の木下さんが運営している連携団体のフリースクール「みんなの学び舎ことのは」にお邪魔させていただきました。 

ここに通う子どもたちは、それぞれのスタイルで時間を過ごしており、わからないことを木下さんに聞きながら勉強したり、集まって遊んだりと、思い思いのひとときを楽しんでいました。 

ちょうどこの日は、月に一度のお昼ごはん作りの日でもあり、子どもたちはみんなで買い出しに出かけ、協力しながら餃子を手作りしていたそうです。

室内は木の温もりに包まれた落ち着いた雰囲気で、壁一面にずらりと並ぶ本棚がとても印象的でした。 
絵本や小説などさまざまな本が並び、一部の本棚は“オーナー制”になっており、自分のスペースとして借りて本を置くことができ、子どもたちにとっては、本を通じた交流や自己表現の場としても機能しているそうです。

子どもたち一人ひとりの「学びたい」という気持ちに寄り添い、その可能性を信じて支えるまなとびさんの取り組みに、深く心を動かされました。 
これからも、こうした活動が地域に広がっていくことを願っています。 

「まなびのとびら岐阜羽島きょういくラボ」さん、温かく迎えてくださり、ありがとうございました。