NPO法人仕事工房ポポロ

団体情報

NPO法人仕事工房ポポロ
法人設立年 2008年
住所 〒502-0812 岐阜市八代3丁目27-8「ふれあいスペース」
(2014年4月に移転しました。旧住所 〒502-0817 岐阜市長良福光2658ふれあいの家・長良内)
ホームページ https://popolo.qloba.com/

事業

ひとりで苦しむ若者の出会いと交流プロジェクト

さまざまな事情から困難さを抱えた若者の「1人でつらい、苦しい」という思いを受け止め、家族以外の人との関係を持てるしくみとして、「手紙」による交流と発行誌の誌面上での交流をし、希望により、同行支援・訪問支援など幅広い支援を行っていきます。

第2期(2013.8.1~2014.2.28)の報告

詳細

寄付募集の事業内容

地域 岐阜市
目標額 1,000,000円
私たちは、これまで困難を抱える子ども・若者への多彩な支援の方法を模索してきました。若者たちの出会いと交流の場としての社会的居場所や「学び座」、プチ就労体験、子どもたちのフリースペースや無料の「学習支援」、そして。毎月の「家族会」、例会の開催や家族への相談活動など、求められる課題毎に可能な支援の方法を試行錯誤しながら展開してきました。

しかしながら、今日の社会状況のもとで、もっとも身近な支援者である家族から経済的、心理的なゆとりを奪われ、さまざまな事情からひきこもっている若者自身が社会へのつながりの可能性を断たれている現実があることも分かってきました。そこでは、ネット環境はおろか、携帯電話もなく、手紙に必要な切手、封筒、便箋すら不自由しているケースもあり、家族の経済的困難が当事者により深刻なしわ寄せとなっていることも明らかになっています。

また、居場所へつながるどころか、場合によっては必要な医療へもつながれない深刻な事態も生まれています。そのため、そのようなひきこもりの若者への新たな支援の方法(同行支援・訪問支援・手紙支援等)を作りあげていくことと、幅広い支援者を育成していくことが、この事業の目的となります。

世間では、「ひきこもりは贅沢病」というイメージが一人歩きしていますが、それはまったくの誤解です。親との関係も行き詰ってしまい、援助も当てにできないままの若者も少なくありません。さらには、家庭もろとも貧困に苦しみながら、社会とのつながりを絶たれ、声を出せずにいる若者たちもいます。

存在そのものが忘れ去られ、声すら出せないでいるかれらの声を聴きとっていくこと、辛く苦しい声の裏にある「人」としてのまっとうな願いに応答し、社会とのつながりを保っていくことが、私たちが担っている社会的役割です。そんなかれらに対し、「社会はまだまだ捨てたもんじゃない」ということを、皆さんの暖かいお気持ちを通じて、少しでもかれらに届けられたらいいなと思っています。

寄付で出来ること

毎月1回の「交流広場」の発行、当事者への切手・手紙の送付、同行・訪問支援、年3回の「支援者養成講座」開催、内職の提供、来所の交通費補助などを行います。

今回の事業では、当事者に対して居場所に来る際の交通費補助や、「交流広場」の購読、手紙でのつながり、訪問支援を行います。また、ひきこもり当事者を支える支援者を養成する講座の開催などを行います。

第2期終了後の報告

目標額 1,000,000円
集まった寄付金額 224,510円
第1期に引き続き、べんぽすた&ポポロ通信に掲載している「交流広場」(若者たちの投稿による、紙面交流の場)の充実に使わせていただきました。
また今期は、「自分を好きになる」をテーマにした連続講座を開催し、テーマトークや絵本の輪読などを行ないました。
なかなか普段は話せない胸の内や、深い話なども展開され、充実した企画となりました。
その他、内職作業の発送費、皆さんから頂いた衣服をひきこもっている当事者に届ける費用、ひきこもっている方の家での草刈りボランティアの際の保険などにも使わせていただきました。

寄付金の使い道

第1期に引き続き、べんぽすた&ポポロ通信に掲載している「交流広場」(若者たちの投稿による、紙面交流の場)の充実に使わせていただきました。
また今期は、「自分を好きになる」をテーマにした連続講座を開催し、テーマトークや絵本の輪読などを行ないました。
なかなか普段は話せない胸の内や、深い話なども展開され、充実した企画となりました。
その他、内職作業の発送費、皆さんから頂いた衣服をひきこもっている当事者に届ける費用、ひきこもっている方の家での草刈りボランティアの際の保険などにも使わせていただきました。

寄付者へのメッセージ

多くのご支援、ありがとうございました!
おかげさまで、この1年のうちにポポロの若者支援を今まで以上に充実させることができました。何より一番の成果としては、みなさんのご寄付のおかげでスタートすることができた「交流広場」の継続・充実です。たとえ居場所に直接足を運ぶことができなくても、紙面を通じて他の若者と交流することができる「交流広場」は、ひきこもり支援の新たな可能性を生み出しつつあります。
また、今回企画した「自分を好きになる」連続講座では、何よりも参加メンバー同士の交流をメインにして行ないました。ここでは、若者同士の相互支援こそが、若者たちを元気にしていく一番の取り組みなんだということが実感できました。
今回でひとまずハチドリ基金を通した寄付は終了することとなりますが、みなさんの応援の元に始めさせていただいた活動は、今後も維持・発展させていただきます。今後とも、若者たちの交流の広がりと成長をニュースレターの紙面を通して見守っていただきながら、引き続きみなさんのご支援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

第1期(2012.10.1~2013.2.28)の報告

ひきこもりなど、一人で苦しむ若者の出会いと交流プロジェクト
260,356円の寄付が集まりました。