2018(平成30)年度助成事業助成 実施報告

2018年度も皆様の寄付金を活用させていただき、全21件の事業に対して、総額2,547,697円の助成ができました。ご支援ありがとうございました。
各助成事業の実施団体からの報告を紹介いたします。

印刷用はこちらからPDFファイルでダウンロードできます→ぎふハチドリ基金2018年度報告(web用).pdf

【A-1】事業助成

助成件数10件 助成総額1,321,988円

●あしたの支援室(大垣市)

助成事業名:みんな集まれ「みんなでおやつ」
助成額:152,000円(総事業費279,889円)
事業の内容:毎週土曜日の学習支援の後に子ども達とひきこもりがちな若者達も協力しておやつ作りをした。*実施回数52回、参加人数のべ1,118人

事業の成果
  • 子ども達はおやつ作りをとても楽しみにしている。来るなり「きょうのおやつは何?」と聞いてくる子や、おやつの材料を見つけて、「私、きゅうり切りたい!」「ぼくは、卵を割って粉を混ぜたい」などと言ってくる子もいる。
  • 家で何か作るということのない子たちにとって、料理をするという経験をすることになり、これからの生きる力の基となっている。おやつ作りをすることで、安全な包丁の使い方を知ったり、食材の使い方を知ったり、簡単なものを作ることができるようになったりする。
  • ひきこもりがちな男の子たちにとって、畑で収穫したものがおやつになり、「ありがとう」と感謝されることで喜びを感じ、少しずつひきこもりが解消されていった。また、自宅でお菓子を作ってくれている女性は、みんなのために大型オーブンを購入したり、材料を自分で買いに出かけるために、車の免許の取得をしたりしたということだ。4年間にわたる関わりが少しずつこの女性を外へ変化させていると感じる。
  • 自分たちのおやつになるサツマイモを収穫したり、ソラマメの皮をむいたり、根や土のついたままの野菜をきれいにしたりしながら、癒されている子たちもいる。
  • みんなで「いただきます」をして、「その日のおやつがどういう人からのものか?誰が作ったのか?」などを知り、一緒におやつを食べることで、笑顔での会話があり人との温かな関わりを体感している。
  • お菓子作りの手際よさをほめられて、「将来、お菓子作りをしたい」という子もいる。支援者に、学習場面では見られないその子の良さを褒められることで、自己有用観を持つことができるようになってきている。

あしたの支援室1あしたの支援室2あしたの支援室3あしたの支援室4あしたの支援室5あしたの支援室6
facebook あしたの支援室

●ゆっくり歩む音楽サークル奏音~カノン~(大垣市)

助成事業名:笑顔で奏でる音楽の居場所~障害があっても幸せにくらしていけるよ~
助成額:118,000円(総事業費 304,989円)
事業の内容:さまざまな障がいのある子ども達とそのきょうだい・家族を対象に月1回の音楽サークルと年3回の交流会と1回のミニ発表会を開催した。 参加人数のべ242人

事業の成果

障がいのある子どもたちは、習い事をしたくても断られることも多く習える場所がなかった。音楽を通じて障がいのある子どもたちだけでなく、きょうだいや保護者の方も一緒に楽しめる休日の居場所が必要であった。重い障がいのあるお子さんの参加も多かったが、音楽が鳴るととても楽しそうに体を揺らしたり、大きく手を振ったり、とてもリラックスして表情が豊かになるのを感じました。
助成をしていただけたことで、たくさんの種類の楽器が増え、鉄琴・木琴・いろいろな打楽器・ベル等自宅では触れることのない楽器の音色を毎回楽しみにしている子どもたちの様子がありました。「この楽器やってみたい!」「この楽器の音色が好きだなぁ!」うまく自分の言葉では表現できない子どもたちも、自分の好きな楽器、好きな音色を嬉しそうに選んでいました。
月1回のサークルなので、体調不良で欠席をされたり、保護者の都合で参加できなかったり、なかなか継続して来てもらうことが難しかったのですが、ミニ発表会に向けてゆっくり曲や楽器に慣れてきました。障がいのある子どもたちが解りやすいようにパートを考えたり、ベルの色を決めたり、工夫もしました。
交流会は年3回。サークルの後に、くじ引きをしたり、おやつを食べたりしました。子どもたち同士、コミュニケーションの取り方が難しいお子さんも多く、楽器を投げて壊してしまったり、友達を叩いてしまったり、引っ掻いてしまったり、髪の毛を引っ張ってしまったり・・・。『ただ仲良くなりたいだけ』なのですが、なかなか上手くは表現できない子どもたち。障がいがあっても、決してやってはいけないこと、楽器の大切さ、自分の体や、友達の体の大切さを伝えながら進めました。
最後、ミニ発表会では、全員で4曲。そしてチャレンジコーナーでは3人がソロで演奏しました。演奏を聴いている子どもたちも、しっかり友達の演奏を座って聴いたり、拍手したりしながら『待つ』ことも出来ました。自分の番でなくても待つことが出来るようになったのも成長だなぁと感じました。また、ソロで演奏した子どもは、サークルのみんなや、お世話になっている学校の先生、療育の先生、保育園の時の先生、祖父母などに聴いていただいたことで自信がつき、とても誇らしげな表情になりました。
きょうだい参加の保護者からは、「これまで障がい児と健常児が一緒に参加できるような場所がなかったので、きょうだいで一緒に楽しめる場所があってよかった。」というお声もいただきました。発表会に来てくださった方からは、「障がいのある子が親戚にいるけれど今回とても勇気をもらえて見に来てよかった。」という感想もいただきました。子どもたちが日ごろお世話になっている先生からは、「学校や保育園で見せる顔とはまた違った表情でびっくりした」という感想もいただきました。子どもたちの音楽を楽しむ表情が伝わってよかったです、子どもたちも『発表』という場を持てたことでまたひとつ自信がつき成長できたと思います。ありがとうございました。
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facebook ゆっくり歩む音楽サークル 奏音~カノン~ (岐阜県大垣市市民活動団体)

●特定非営利活動法人キッズスクエア瑞穂(瑞穂市)

助成事業名:障がい児親子の孤立化を防ぐ地域づくり事業
助成額:186,634円(総事業費312,864円)
事業の内容:発達に障がいを抱える子どもとその親を対象に、講演会(2回)、交流会(23回)、体験講座(7回)を開催した。

事業の成果
  1. 7/22(日)「子どもを守るCAPプログラム講座」
    • 小学1年~高1と年齢も発達もそれぞれでしたが、役割劇で解りやすく伝え、劇に入って体験し、みんなで考えることができた。70分集中が切れることなく意欲的に取り組んだ。
    • 役割劇の中で、自分を守るとはどういうことか、安心・自信・自由のこと、声に出すことを体験することで、ひとりひとりの力になったと思う
    • おとなは、こどもワークショップの模擬体験もある90分の講座で、寸劇もあり解りやすかった。
    • こどもに対する暴力が、その子の生涯に悪影響を及ぼすことを改めて感じ、肯定メッセージの重要性と難しさを痛感した。
    • 困った時に誰かに相談することは、解決に向けて有効な方法であることや、子どもの立場に立って話を聴くことはどういうことか?などを、ロールプレイを交え学んだ。

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    1/27(日)「人との心地よい距離感とその接し方を学ぶ講座」
    「なぜ境界線が大切なのか?」や、障がいのある子は、曖昧な関係が難しいので、「サークルズ」を学んだ。
    自分からみたその人との関係は?その人との会話は?その人とのふれあい方は?など解りやすかった。

  2. 発達に障がいを抱える子どもをもつ親御さんの交流ひろば(りんくる)
    月2回平日開催(第2金曜・第4水曜10:00~15:00 全23回)
    未就園児をもつお母さんから中学生をもつお母さんまで、幅広い参加があった。
    事務所を半分に仕切り、片方で親御さんが交流し、片方でお子さんたちがスタッフと過ごすという形なので安心して参加でき、落ち着いて話ができると好評だった。
    講演会後の翌週のりんくるでは、内容を振り返りお互いに意見交換し、学びを深める場になりました。
    また、りんくるαでのお子さんの様子が「なぜ?10歳でこの行動にでるの?」、その行動の背景や普段の学校での様子を伺いながら、発達年齢をからくる行動と捉え、発達の事例学習とし、まわりのおとなの関わり方を確認しあえる場になっています。
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  3. 障がいをもつお子さんと家族の体験講座(りんくるα)月1回 休日に開催
    書(1回)、粘土造形(1回)、クッキング(5回) ※休日のおしゃべり会(2回)
    【書のあそび】
    親御さんの感想に、「普段ならそれはダメ!と言ってしまうことを自由に思うようにやれた事、とてもよかったです。自分の感情を出せることは大切ですね」と。こどもたちがとても楽しそうでした。
    【粘土造形あそび】
    「好きなように作っていいよ!」と始まり、はじめは戸惑っていたこどもたちも、段々と集中して作りました。
    ※休日のおしゃべり会は、お父さんの参加もありました。お母さんと普段家庭では近すぎて、こどもへの想いを伝えることができない日常、お父さんの想いを話されたり、別のお父さんは、出生時のお子さんの大変な子育てを初めてお話され、親として皆さんいろいろな子育てを体験してみえることがわかり、とても親近感がわいたと感想をいただきました。
    【クッキング】
    やりたいことと苦手なことを認めつつ、なるべく一人一人の思いに寄り添いながら進めるように心がけました。
    1テーブル毎(2~3家族)にサポーターが入ることで、親御さんも他者とトラブルになった時、自分が対応しなければならないという負担感が少なく、落ち着いて参加できました。
    2ヶ月に1回のクッキングは、こどもたちも前回やれなかったことが、今回はできたり、最後の回には、「次回、何が作りたい?」とアンケートを取ったら、10品もやりたいメニューを出してくれました。りんくるαが、安心して過ごせる楽しい場になっていると思いました。
    【まとめ】
    子どもたちが、安心・安全に成長していくためには、大切な3つの権利(安心・自信・自由)は不可欠。もしこの権利が奪われそうになったら、何ができるか?を、保護者・先生・地域のおとなで学び、子どもに伝えるCAPプログラムを実施しました。
    この事業で、どんな時もどんな場でも、子どもの気持ちを受けとめる事は大切。徹底して子どもの立場になって話を聞くことが、共感であり、常に大人が考える必要があると学んだ。子どもたちは、「皆が権利を持っている存在」「嫌なときはノーと言っていい」とロールプレイの中で、共に考え、声に出したり、自分の意見を発表することで、力になったと思う。ただ、障がいゆえに、繰り返し伝える場が必要で、私たちはこれからも、「大人である私たちは、あなたたちを守りたいと頑張っているけれど、残念ながら、この社会から暴力(いじめ・虐待・性暴力)は、まだなくならない。だからどうか、あなたたちも自分を大切にし、知恵と勇気を持って暴力にあらがってほしい。そして、人の権利を尊重できる人になってほしい」と伝え続ける活動と、伝えることのできる人間関係を、りんくるでのおしゃべり会や親子体験活動の中で育んでいきたいと思う。
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ホームページ http://kidssq.org
facebook キッズスクエア瑞穂 (岐阜県瑞穂市 子育て支援)

●そらいろ(岐阜市)

助成事業名:思春期の障がい児親子が抱える親子関係や性の問題を学び、その学びを親子活動にて実践する事業
助成額:90,000円(総事業費168,704円)
事業の内容:障がい児の保護者を対象にした性教育の学習会(1回)と「親ばなれ子ばなれ」を考える朗読劇と交流の集い(3回)、障がい児親子・きょうだいを対象にしたウッドビーズ・ワークショップ(1回)を開催した。

事業の成果

障がいをもつ我が子と親子一身一体で毎日を歩んで行く中、子供も思春期に入ると、性教育や「親ばなれ子ばなれ」が目前の問題となってきます今回の事業では、そんな障がい児親子に加え、支援者や学校の先生も一緒に、性教育と「親ばなれ子ばなれ」の学習会、そして信頼し合える仲間作りに向けての活動を行いました。
「親ばなれ子ばなれ」の学習会では、先輩親子の笑いあり本音ありのリアルな日常をテーマにした朗読劇を通して、多くの共感と感動を呼び、対等な親子関係の大切さや親以外の仲間集団の大切さを、多くの参加者が実感しました。
また、性教育の学習会では、正しい知識(性教育)の大切さや、人は性も含めて認められるべき、「いや」と言える事の重要さを具体的な例をあげて学ぶことができました。
それぞれに共通して、障害者も健常者も大切なのは「人権」であると一つの判断基準が示されたことで、親も支援者も今後の生活や支援に自信と可能性を見出せたことは、今回の活動の大きな成果と言えます。
さらに今回の活動により、多くの親子が様々な問題を抱えながら対応に苦慮する姿が浮かび上がり、こういった問題を話せる場や解決するための学びの場が、まだまだ不足していることが課題として判明しました。課題を再認識できたことも、来年度の活動に向け大きな成果だと感じています。
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facebook そらいろ

●特定非営利活動法人子援隊(関市)

助成事業名:夏休み宿題学習支援イベントの実施事業
助成額:100,000円(総事業費125,949円)
事業の内容:関市内の就学援助受給世帯を対象に、夏休み中に3日間、夏休みの宿題解決支援と、工作教室と料理教室を開催、食事の提供も行った。

事業の成果

夏休み期間中の3日間を通じて、「就学援助受給世帯」の保護者に代わって「夏休みの宿題」等、解決のためのフォローを実施することができた。

  • 子どもが集中して勉強できる居場所の提供をすることができた。
  • 子どもの相談相手(話相手)として、寄り添うことができた。
  • 朝食を食べてこない子どもも見受けられ、食事(昼食)の提供に満足した子どもの姿に、食育の大切さが認識できた。
  • 関市民から、多くのボランティアスタッフ(教員、教員OB、塾経営者、市職員、高校生、大学生、市民ボランティア等)34人の参加があり、当事業への関心と協力体制ができた。
  • 今回の募集人員20人に対して41人と多数の申込があり、対応可能な29人の参加者を受入れて、保護者及び子どもから感謝と言葉と来年度の継続的な取組への要望を受けた。

子援隊1子援隊2
※参考
■関市の現状(平成30年5月1日現在)

  • 小・中学生の生徒数:7,435人(小学生:4,933人、中学生2,502人)
  • 就学援助受給生徒数:603人(小学生:603人、中学生230人)
  • 受給率:8.1%(小学生:7.6%、中学生9.2%) ◆12.3人に1人が受給している。

facebook 無償学習支援教室 てらこや文殊堂

●ようろうこども食堂(養老町)

助成事業名:ようろうこども食堂
助成額:112,926円(総事業費 147,466円)
事業の内容:養老町中央公民館で、こども食堂を3回開催。のべ子ども48人、大人43人、ボランティア32人が参加した。

事業の成果

養老町教育委員会が実施している「スマイルゲンちゃん学習会」後に昨年は食事を提供したが、今年度は該当家庭にチラシを配布したりして、ようろうこども食堂だけの参加も実施した。
孤立した家庭等は該当家庭には少ない様子だが、コミュ二ティーを構築し親同士のネットワークやサポートも行なうことが出来た。悩みや家庭の課題に寄り添い解決出来たことも多々あったと思う(悩みを何処に繋げるか)。
養老町内にHPなどで事業を知らせる機会も有り(町役場のHP掲載)、食材提供者も増え(養老町生産者組合・三郷農事組合・池辺JA・池辺小学校・水野精肉店・一太郎・個人提供者)、食材を沢山頂けて、活動の内容を理解、協力・提供して頂けた。
町内の人々に知って、理解して頂く場を設けて頂けた。
ようろうこども食堂 (1)ようろうこども食堂 (2)ようろうこども食堂(3)ようろうこども食堂(4)

●ちゃどかん(多治見市)

助成事業名:ちゃど飯(めし)タイム
助成額:113,417円(総事業費 182,239円)
事業の内容:養子ども達の居場所「まちなか保健室」で、食事を提供。年間41回開催した。

事業の成果

1年で約600人の参加がありました。前年度の161人から大幅に増加しました。週に1回の定期開催ができるようになったことが大幅の増加の理由と考えられます。
月に1回や年に一度のイベント的な子ども食堂とは違い、毎週1回の開催ができたことでより日常的に子どもたちと出会うことができたと言えます。普段はゲームなどをして無言で帰るだけの子どもとの会話のきっかけに、「カレーあるよ」「おにぎりがあるよ」など声をかけやすくなりました。食事をすることで心の距離がすぐに縮まる子、1年を通して少しづつ関係性が築かれていく子、様々でしたが、それでも食事をすることで打ち解けやすさがあることを何度も実感できました。
時には、食材を自分たちで用意し、みんなで作って食べる事もありました。作る過程から食べている時まで自然と会話が生まれ、作られた食事を食べて帰る時より一体感を感じる経験でした。そうしたことは何度か続き、ちゃどかんならではの「こども食堂」の風景でもありました。自分たちが作ったものを誰かと一緒に分かち合う。これは喜びを分かち合うことと大変良く似ており、こども達の共感性を育む良い機会となりました。大人が何かを用意するでも導くでもなく、「やってみたい」を実現できたという経験は子ども同士の良い信頼関係を築くことができ、同時に大きな自信にもなったと思います。これは目には見えないけれど大きな成果だと思いました。
数ヶ月の休み明けの開催では告知なしでしたが、子ども達が「今日からやるんでしょ?」と、休み前と変わらない参加人数がありました。「〇月○日に開催ですから是非きてください!!」と人を集める場所ではなく、人が集まってくる場所。それこそが、この一年やってきた「子ども食堂事業」が「居場所」として機能しているという成果ではないかと思いました。
助成金を受ける事で、調理環境を見直し、以前よりも使いやすくなりました。そうすることによって子どもがやってみたい!!と言ったときにすぐにそれに応えられるようになりました。調味料や、食材で足りないものが補充できたことが、毎週開催には大きな支えになりました。
支え手の増加もありました。この助成をきっかけに、ちゃどかんの存在や活動内容を知ったという方も多くいらっしゃいました。また、「全国居場所づくりフォーラムinぎふ」にスタッフとして参加し、ちゃどかんの活動の周知にも努めました。食材の寄付、お手伝いとしての協力など様々な形で少しずつではありますが、支え手が増えました。少しお休みはありましたが、年間に4 1回開催することができました。
リーフレットの作成については、ちゃどかんのことをより周知してもらえるようにと、ちゃどかんをよく知るデザイナーさんにお願いをして作成をしました。手に取りやすい柔らかい雰囲気のデザインに仕上がりました。リーフレットは、ぎふNPOセンター、市民活動交流支援センター、児童館、公民館などに配置する予定でいます。
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ホームページ https://chadokan.wixsite.com/chadokan
facebook ちゃどかん

●子育てサロン愛(郡上市)

助成事業名:つながりを作ろう~私達だって、誰かの役に立ちたいの~古着を送る活動を通して
助成額:135,000円(総事業費 186,003円)
事業の内容:不登校など、生きづらさを抱えた子どもや若者達が中心になって、「フィリピンに古着を送る活動」への協力を計画、実施した。

事業の成果
  1. 子どもたちの心の錘は想像以上に重かった。
    古着の回収・送るなどの活動は分かりやすく手際よく動いていた。性教育のボランティア活動やチラシ作りや通信作りになると、周りの人を気にし、緊張感が強くなったように感じた。さらに、自己紹介や仕事分担の話し合いになると何も発言しない。表情が全く変わらない子どももいた。それでも 一つ一つの議題を子どもたちが決めるまで待った。その日の活動を終え 『今日の感想』を聞くと全員が「疲れた」と言うだけであった。異常なほど、周りの人に気遣う空気が漂っていた。その中で、助成金の説明をしボラ代についての意見を求めた。
  2. ボラ代「ほしい」が最初の言葉であった。
    1日が終わると 自ら金額を計算し、その場でお金をもらい領収書を書いた。「これ貯めて、漫画を買う」「プラモデルを買う」などの声が出た瞬間であった。その元気が6月の事業で膨らんだ。名古屋から来た《ひろくん》が分かりやすい話をした。子どもとひろくんだけの交流会では意見が出ていた。
  3. ひろくんは、いじめを受け先生や親からも見放された過去を持つ青年、でも今は、フィリピンへ古着を送る活動している。子どもたちは、自分と「共感する何かを感じ取ったように思う。名古屋まで古着を運ぶときは、ひろくんに会えることが何よりの楽しみのようであった。
    外へ出ることが楽しいと感じたり、年齢が低い子どものお世話をしたりすることが苦痛でない子どもが、活動の報告ができるまでに成長した。
    ただ、引きこもり・不登校・生き辛さを抱えた青年・子どもたちが、簡単に《まんざらでない自分》に出会うには地道な継続した活動が求められると思った。今回 そのきっかけになったことで今後の見通しが持てたように思う。
  4. 最後にこの活動ができたのは、定例会での学習と意見交流があったからと思う。
    我が子に「生きる力」をどう育むのかを一緒に考える保護者の仲間がいたことであった。

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●さなぎの杜(大野町)

助成事業名:寄り添い型学習支援サポートとその活動においての指導者学力・知識及び意識向上
助成額:174,167円(総事業費300,167円)
事業の内容:寄り添い型学習サポートの実施(70回)とそのスタッフのための研修会を開催した。

事業の成果
  • 寄り添い型学習サポート
    • 今年で五年目を迎えた学習支援ですが、居場所としての役割が多くを占めているように感じ、安心できる場所があるからこそ、学習にも気持ちを向かせることができるように感じます。
    • 学校には行きたがらないが、ここには来たい。宿題を自分から取り掛かるようになった。などの親さんからのお話も聞けています。
  • 指導者学力・知識及び意識向上
    • 利用者や対象となる子どもたちへの対応が一方向ではなく、あらゆる角度からみる必要があるということがわかり、自分たちの許容範囲や意識の持ちようが変わった気がします。
    • 子どもの行動や学習に対して、決めつけず、障がい・背景・環境なども考慮しながら対応する。
    • 「苦登校」が苦しくでいる親子への対応を学べた。考えれるようになった。
    • 「今、自分にはなにができるのか」を考えるようになった。
    • 子どもと向き合うために最低限必要な知識。
    • 学習していくことは、本当に大切で視野が広がった。などの声がありました。

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facebook 学びサポート さなぎの杜

●おだやか(各務原市)

助成事業名:子ども・若者の居場所づくり事業
助成額:139,844円(総事業費154,844円)
事業の内容:子ども達の放課後の遊び場・居場所「みんなのおうちおだやか荘」の開設(計40回、のべ225人参加)と子育てワンコインゼミの開催(3回)。

事業の成果

何気ない時間を共にすることで、信頼関係を築くことができ「ありのままの自分」を受け入れてくれる居場所を子ども達やその親御さんが得る事ができ、子ども達は豊かに成長し、お母さん達の子育て支援の場として利用してもらうことができた。
「みんなのおうちおだやか荘」を継続して開き続けることで、子ども達に口コミでその存在が広まり、新たに来る子どもも増えてきた。特に最近では、特別支援級に通う子ども達も増え、地域における子ども達の居場所の必要性を実感している。
また、子ども達だけでなく、若者の居場所・お母さん達の居場所にもなっていると感じ、地域の子育て・子育ちの拠点になりつつあると感じている。
それによって、以前は、片付けをしないで帰る子ども達が多かったが、今では帰る時間の少し前になると率先してみんなで片づけて次に来た時にきれいな状態で遊べるようしてくれている。
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facebook みんなのおうち おだやか荘

【A-2】ステップアップ助成

全5件 助成総額804,451円

●子育寺子屋ミチクサ塾(恵那市)

助成事業名:子育ての悩みを聞き出し整理できる支援者育成事業
助成額:159,264円(総事業費 159,264円)
事業の内容:スタッフが、子育て中の母親との良好なコミュニケーションを図るスキルを得るための研修に参加、サロン事業などの子育て支援の活動に活かしていけるようにした。

事業の成果

本事業は、産後うつや育児ノイローゼ、子どもの虐待を未然に防ぐため、母親が子どもとともに安心して立ち寄れる場所と、受け止めてくれる人材育成を目的として活動してきました。日々押し寄せる悩みと、終わりの見えない家事・育児で疲れ果てている母親たちの話を聞きだす力、整理する力を身につけ、気軽に相談に立ち寄れる環境づくりを目指しています。
今回、方眼ノートによるロジカルシンキングとメタファシリテーションによる質問の仕方を学びました。
方眼ノート講座は、ミチクサ塾座学の際に、まとめやすいように専用ノートを作成し配布しました。悩み事は「事実」と「解釈」が入り交ざっていることが多く、そこを質問しながら「事実」と「解釈」に分けてあげるだけで気持ちが楽になるそうです。講座参加者などが悩みを語り出した際、アドバイスではなく、「事実の確認」を意識して対応するようになりました。「事実の確認」をする際に、メタファシリテーションの質問が活かされます。「なんで?」などざっくりと感情を聞く質問ではなく、「いつ」「どこで」「誰が」など、細かく的確に事実を聞く方法を学びました。まだ、自由自在に使いこなせてはいませんが、日々意識して自分のものにしていきます。
「仲間と認め合う子育てサロン事業」については、今年度、2回追加で実施しました。今年度は「お産のふりかえり」「パートナーシップ」とテーマを設定して開催しました。扱われにくいテーマだったからか、参加者も多く、想いをアウトプットできてスッキリできたと感想をいただきました。次年度は特にテーマを設けず、参加者の話したいことを話してもらうサロンを毎月1回開催していきます。
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facebook 子育寺子屋 ミチクサ塾

●一般社団法人もちもちびと(高山市)

助成事業名:精神面の困難さに関わる問題について多様な立場から考えるネットワーク作り
助成額:200,000円(総事業費 281,572円)
事業の内容:精神面の困難さについて関心のある方を対象に座談会を8回開催し、様々な機関、業種の人たちとのつながりをつくった。

事業の成果

<座談会>

  • 本事業をきっかけに『精神面の困難さ』ということを中心に置き、他機関他業種の方と実際に「繋がり」が始まったことが成果である。
  • 普段仕事上関わりのある他機関の支援者同志でも、顔を合わせてじっくり話をする機会がほとんどなかった。座談会を通して、普段はみえていないそれぞれが抱えている問題や、お互いの思いや本音を知ることができた。その後の支援の現場で、感覚を共有できていることで、スムーズな意思疎通や、利用者さんへの支援が充実するようになった。
  • 参加された方から「気づきを沢山もらっている」「日々の仕事で悩んでいる事が共有できて励みになった」「現実を見る目を持てるようになった」「視野が広がった」「今までになかった場」「支援者、当事者、町の人が混ざって、フラットな立ち位置で意見を言いあえたことは、貴重な体験だった」「専門職として働いている者にも色々勉強になり、病院の中では聞けないような対話を経験できる場だった。」「続けて欲しい」など沢山の声をいただいている。参加者の皆さんにこのように感じてもらえたこと事体も大きな成果である。
  • 事業の目的が、「ネットワーク作り」である点に目を向けると、一度参加された方が、知人に紹介して下さるなどし、少しづつ広がっていることを実感している。
  • 座談会の中で、「ネットワークのネットの目を細かくしていくことが、困っている人や問題を取りこぼしなく拾えるたり救えたりすることに繋がっていくのではないか」という考えが上がっており、ネットワークで何をするか?というよりも、理解者という点が繋がり優しいネットが広がっている地域にしていくことが本事業の目指すカタチなのだというイメージが見えてきたことも成果である。

<研修参加・講師による勉強会>

  • 研修として参加した「オルタナティブ協議会全国大会in下呂」では、向精神薬についての学び、精神面の問題解決に対してオルタナティブな考えの一つを知る機会となった。また全国各地で行われている実践も数多く知ることができ、当事者が参加しやすい様々なコミュニティの必要性を感じた。
  • 高次脳機能障害当事者である講師GOMA氏の話は、座談会参加者(23名)以外にも、一般の方にも聞いていただけるようにした。(ハチドリとは別枠で有料の音楽ライブを行ったため、そちらの観客約100名も残って話を聞いてくれた)結果、多くの地域住民にも「困難さを抱えた時、どのように再生することができるのか?周りに必要な要素とは何か?」というテーマについて考えるきっかけを持ってもらえた。また、座談会では、実際に困難さを抱えた状態から再生を続けている講師の体験について、質問が活発に上がり、本やインターネットの情報ではない生の対話によって、参加者が自分事に引き寄せてイメージできる機会となった。
  • 講師の中川氏からは「つながりつながる」というテーマで、岐阜で行われている実践を聞かせていただいた。必要に応じてできてきたネットワークについて、どのように形作られてきたのかを知り、自分たちの目指したいカタチの良い道しるべとなった。また中川氏の言葉「人はコントロールできないし、しようとしてはいけない」「一度、出来たつながりは手放さない」という二つが、強く心に刻まれ、それを参加者と共有できたことが良かった。また、「当事者が生きづらさを抱えていること自体が問題ではなく、そうさせている社会の問題である」という考え方について、我々も以前より感じていた。講師からリアルな事例と共に発信されたことで、参加者に「生きづらさを抱える当事者の問題=地域社会の問題=自分にも関係する問題」と捉える視点が分かりやすく伝わった。その中で居場所や役割の必要性とそれをつくっていく方法も知ることができた。後半皆で「飛騨で必要とされる繋がり、ネットワークとは」について話せたことも、有意義な時間となった。
  • 神通氏の回では、「今在る方たちの~これからの命を支える~」というテーマで行い、「一人一人に手が届く繋がり。誰もが支え支えられる意識の共有」を目指して座談会を行った。このテーマの背景に私達がピア座談会で関わった当事者の方の自死とう辛い経験がある。地域外の専門家である神通氏にファシリテーターとして会を運んでもらうことで、話しづらいテーマに客観的視点を持って、取り組むことができた。合間合間に神通氏の実践活動・障害者の権利条約について・イタリア・トリエステの精神保健システム・スウェーデンの精神分野の相談システム(パーソナルオンブズマン制度)について講義していただいた。権利条約や他国の制度と、日本の現状との差異に改めて驚かされた。しかしながら、ただの理想像ではなく実際に成り立っている他国のカタチを知れたことで、可能性を感じることができた。対話の中で参加者から、支援の現場で夜間や休日の支え方に悩んでいるという発言や、支援者が抱え込みすぎて精神的に追い詰められているという悲痛な声も上がった。支援者が悩みを出せる場がない現状が垣間見られ、この座談会の新たな役割を考えさせられた。後半には、参加者の抱えている問題=「子の精神科病院からの退院と地域生活の支え方」について、リアルな地域の事例として、他の参加者に一緒に検討してもらう時間を設けた。参加者からは、それぞれの立場でできることを提案する声がいくつも上がった。この事例を検討する中で地域に足りない資源についてもあぶり出すことができた。さらには、「障害者もしくは精神科にかかっている人だから」できないはずと決めてしまうのは挑戦する権利や失敗する権利をも奪っているのではないか。という考え方も上がった。また当事者として参加されていた方が経験談を話され、ご家族に勇気を与える場面もあった。神通さんの提案で、今後もこの事例を町の問題として、この座談会で取り組んでいくこととなり、参加者の皆さんも同意して下さった。このように、福祉や医療の専門職だけでなく町の人と一緒に、地域の問題として事例検討できたことは、今後につながる大きな成果だと感じた。

●外部の講師を招く回は、参加を募りやすかったことは現実的なメリットであった。またそれ以上に、各回の講師の方より、他地域の実践や考え方を多く学ばせていただき、それを参加者の方々と共有できたことが今後につながる財産となった。
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ホームページ https://mochimochibito.wixsite.com/mochimochibito
facebook 一般社団法人 もちもちびと

●特定非営利活動法人仕事工房ポポロ(岐阜市)

助成事業名:ポポロ自由市場
助成額:195,038円(総事業費 195,366円)
事業の内容:若者自身が企画・運営する自由市場を定期的に開催できるようにした。開催実績:事務所駐車場(11回)、ぎふメディアコスモス(8回)、その他11回

事業の成果

これまで当団体は『居場所』『出番』『役割づくり』を最大の目的として、社会との繋がりの希薄な、様々な課題を持った人たちの支援を行ってきましたが、本事業はさらにそういった機会を作る場所として行いました。当初はスタッフの指示に従って動くだけだった参加者の方達も、焼き芋機をトラックに積むために足を取り付けたり、テントを広げる、畳む、机を出すといった準備作業を何度も繰り返すうちに、いかに効率よく動くかを自分達で考えるようになっていきました。また、焼き芋を焼いたり、コーヒーを淹れたりの作業も、どうすれば美味しくなるかを試行錯誤する姿も見られました。これはこの自由市場に自分たちがより主体的に関わっているのだという意識の表れだと思います。またポスティングなどで自由市場の存在を知って来場していただく方も徐々に増え、近隣の方とのコミュニケーションが参加者との間でも見られるようになりました。そのことは地域の方にポポロの事を知っていただく良い機会になりましたし、参加者にとっては自由市場での仕事と合わせ具体的に社会に繋がる実感をもつ一歩になったはずです。また、新聞や通信などで自由市場の存在を知って、参加してみたいと言う声も聞かれるようになって、活動の広がりも見え始めています。
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ホームページ https://popolo.qloba.com/
facebook NPO法人 仕事工房ポポロ

●フードバンクぎふ(大垣市)

助成事業名:「こども食堂」を中心にした青少年への食糧支援
助成額:178,692円(総事業費 178,692円)
事業の内容:子ども食堂、学習支援などの新しい配布先と、野菜の提供・配布のルートを開拓した。

事業の成果
  1. 食品を提供する対象団体(子ども食堂、学習支援団体)を増やすことができた。
    (2018年4月の段階で1団体から2019年2月現在5団体に増加)
  2. 上記団体に提供できる食料品の種類を、増やすことができた。
    (2018年4月の段階で米・パンだけでしたが、2019年2月には小松菜・トマト等の野菜、お菓子・飲料が追加され、並行して食品提供を受ける団体・企業が増えている。)
  3. 食品保存設備を増設できた。
    (2019年1月にクールストッカーを導入して、野菜の保存期間を延長した。また、冷蔵食品等の保存能力を向上することができた。)
  4. 「フードバンクぎふ」の新しい現在の「フードバンクぎふ」の姿を反映した紹介用リーフレットを印刷することができた。また、子ども食堂や学習支援の団体に「フードバンクぎふ」の活動紹介を行いやすく出来た。食品の提供を依頼する際や各所で計画しているフードドライブでも使用して、子ども食堂への食品提供を訴えるために使う。
    (約4年前に作成した当団体のリーフレットの在庫が無くなったため、内容を更新して印刷できたことにより、活動内容、連携している食品提供者の紹介等ができるようになった。)
    (食品を提供していただいている団体・人からボランティア団体に食品を提供していることが分かる表示を望まれていたことに応えることが出来た。)

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ホームページ http://foodbankgifu.jp/

●ぎふ子ども・若者居場所づくりネットワーク「ぎふこいねっと」(各務原市)

助成事業名:ぎふ子ども・若者居場所づくりネットワーク「ぎふこいねっと」拡充事業
助成額:71,457円(総事業費 71,457円)
事業の内容:子ども・若者の居場所づくりに取り組む団体とのネットワークを作るため、定例会を開催した。(計10回開催、参加団体が3団体から11団体になった)

事業の成果

岐阜県内で子ども・若者の居場所づくりに取り組む団体(活動者)のネットワークを構築(拡充)した。各団体の活動状況を知り、情報交流を行うことにより、自団体の活動充実のためのヒントを得たり、課題解決のための手がかりを得ることができた。
また、相互支援(物品・食材等)を行うことにより、各団体の活動の充実を図ることができた。
共同研修では、参加団体が主催する講演会等へ共同参加することにより、子ども・若者の居場所づくりに必要な知見を得ることができただけでなく、その知見を共有することができ、今後の各々の活動へのモチベーション向上につなげることができた。
ネットワーク参加団体は小規模の団体がほとんどであり、活動の中で行き詰まりを感じたり、様々な課題を抱えていても安心して話せる場がなかなかないこともわかり、ネットワーク活動が、それぞれの活動者・団体にとっての居場所機能を果たせることもわかった。ネットワークのチラシを作成し周知したことにより、参加団体も増え、「ぎふこいねっと」の存在が認識されつつあるため、今後も活動団体(活動者)にとっての心の拠り所となる様取り組んでいきたい。
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facebook ぎふこいねっと 〜ぎふ子ども・若者居場所づくりネットワーク〜

【B】利用料軽減助成

全2件 助成総額160,300円

●岐阜キッズな(絆)支援室(岐阜市)

助成事業名:「てらこや無償塾」への交通費支援事業
助成額:100,000円
事業の内容:「てらこや無償塾」に通う子どもの交通費を補助した(対象者17人)

事業の成果

生活困窮家庭の多くが、「てらこや無償塾に通わせたいが、交通費を出すのは負担」と考えていた。特に、バス代は、中高校生は大人料金で、往復で420円以上もかかるため、毎週参加となると2000円近い費用となり躊躇するひとり親家庭が多かった。また、兄弟で参加となると2倍の出費となり、ためらう保護者が多かった。
今年度交通費を支給することにより、子どもも保護者もお金の心配がなくなり、安心して通えるようになった。その結果、塾への参加日数が増え、毎週きちんと通えるようになった子ども達が多かった。毎週通えるようになると、精神的にも学力的にも安定して、学習意欲や学力の向上が見られた。
より効果があった事例としては、高校生の事例があげられる。生活困窮世帯の高校生は小遣いももらえなくなり、アルバイトで自分の小遣いや家に入れるお金までも賄うようになる子が多く、「てらこやに行く交通費は自分のアルバイト料から出しなさい」と言われる家庭が多かった。
中には往復の電車代が600円もかかるため、自分のバイト代が飛ぶことになり、学習する意欲もバイトする意欲も下がるおそれがあった。交通費を浮かすために、50分以上かけて自転車で来ようとする姿も見られ、安全面や体調を考えると公共交通機関の利用が必要な場合がある。交通費を高校生にも支給することにより、高校生の参加が安定してきた。お金のない家庭にとっては、無料塾であっても、塾に通う交通費がハードルとなるのであった。今回、利用料軽減事業に応募して、「子どもや家庭がお金の心配なく塾に通える」環境整備の重要性を強く感じた。
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facebook 岐阜キッズな(絆)支援室

●NPO法人ふる里めいほう(郡上市)

助成事業名:明宝小学校放課後児童クラブ運営事業(利用料補助)
助成額:60,300円
事業の内容:母子家庭の子どもの放課後児童クラブの利用料を補助した(対象者2人)。

事業の成果

母子家庭のお子さん二人の利用料軽減により経済的助けとなり、安心した生活を送ることができた。
ぎふハチドリ基金にて姉と年子の弟との姉弟の2名で放課後児童クラブを利用していましたが、この春に姉が小学校卒業をむかえました。
お母さんが、「基金のおかげで4年間もの長い間放課後児童クラブを利用することができ、多くの出会いや学びの中で娘息子を成長させていただき感謝します」とおっしゃってました。
また、卒業の記念に書籍を4冊プレゼントして下さいました。
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ホームページ http://furusato.meiho.info/
facebook Npo法人 ふる里めいほう

【C】東海ろうきん「物品購入助成」

全4件 助成総額260,958円

●特定非営利活動法人保育サポーターグループくれいどる(関市)

助成事業名:子育て支援事業(健常児・障がい児)
助成額:70,200円(物品:エアコン)
事業の内容:3歳~12歳までの児童(障がい児を含む)の託児場所で使用するエアコンを購入し、託児事業を充実させた。

事業の成果

今回、助成金を頂き購入させて頂きました「壁掛け型エアコン」により猛暑・極寒を既存のエアコンと併用することにより、子供たちから「暑い!!」「寒い!!」という言葉が発せられなくなり、長期託児依頼のある夏休み・冬休みを子どもたちはお陰様で快適に過ごすことが出来ました。
前年度までは子どもたちは暑さでエアコンの効きが悪く、精神的にもイライラして喧嘩が勃発することもありましたが、エアコンがもう一台購入させて頂けましたお陰で本当に穏やかに過ごすことが出来ました。スタッフの疲労感も違いました。託児依頼も前年度と比較しまして増えましたし、託児時間の依頼も長くなりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。
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ホームページ https://peraichi.com/landing_pages/view/cradle

●任意団体ハッピーハーモニー(岐阜市)

助成事業名:障がいのある子も無い子もまぜこぜで楽しむ絵本の会「みんなdeえほん」
助成額:55,620円(物品:大型絵本6冊)
事業の内容:小さい子も障がいのある子も視覚的に興味を向けられる大型絵本を購入し、絵本の会「みんなdeえほん」を開催した。

事業の成果

最初はなかなか言葉が出なかった子どもたちも、朗読や劇遊びを繰り返し練習することで徐々にセリフを言うことができるようになり、夏に開催した絵本朗読発表会のステージでは堂々とセリフを発するまでになりました。今回の活動で子どもたちもとその家族もみな達成感を感じたものと思います。それが、自己実現となりひいては豊かな自己肯定感を育むことを願っています。
また、障がいのある子どもたちでも他の人に気兼ねしないで参加できる配慮をしたレクレーションの場として、障がい児・者本人の成長と家族とのつながり・障がい者同士のつながり、そして社会とのつながりの一助となったのではないかと思います。
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facebook ハッピー・ハーモニー

●特定非営利活動法人らいふくらうど(山県市)

助成事業名:ポータブル電源導入による人工呼吸器の必要な方々の外出支援
助成額:64,800円(物品:ポータブル電源)
事業の内容:ポータブル電源を購入し、必要とする家庭への貸出しや説明会を行った。

事業の成果

今回、助成いただき購入させていただいたポータブル電源は人工呼吸器をつかって生活してみえる方々の災害時(特に夜間起こった場合)に朝まで命をつなぎ、自家発電がある病院に駆け込めるようにと考えて法人で購入して貸出を行い実際に使用してもらい各家庭での購入を検討してもらうきっかけになればと思っていました。そうしたところ岐阜県においても平成30年9月8日に夜間に台風21号が岐阜県に迫ってきて各地で停電が起こり夜間なので避難できなかったので、当法人の事業所利用の方々に日頃から運用しているLINE@にて連絡をとったところ、母子家庭で災害対策が出来ていなくて小さな懐中電灯のみで不安に過ごしている家庭にポータブル電源と携帯用LED電灯を台風の切れ間をみて貸出しに行きました。その家庭の子どもさんはてんかん発作もあり真っ暗では避難所まで移動できないということもあり一晩ポータブル電源があり安心して過ごせましたとのことで感謝されました。また、人工呼吸器をつかってみえる子どもさんはお父さんが夜勤ということで実家に避難していましたが、自宅は3日間停電していて帰ることができず今回のことで電源確保の大切さを感じられたようでポータブル電源を貸出したところ、10時間使用してもまだ充電が残っていたとのことで購入を検討されました。
また法人事業所では外出時にポータブル電源を持ってくことで、外出先での食材の2次加工ができたり安心して外出が出来るようになりました。
今後は公共の公民館などに災害時対策として置いてもらえるように働きかけていきたいと考えています。
らいふくらうど
ホームページ https://lifecrowd.jimdo.com/

●特定非営利活動法人つむぎの森(各務原市)

助成事業名:みんなの畑の台所
助成額:70,338円(物品:シンク、調理台、ガスコンロ、ピザ窯)
事業の内容:不登校、ひきこもり経験者などが畑で収穫したものを、その場で調理するための器材を購入、収穫と調理で地域の人たちとの交流をした。

事業の成果
  • つむぎの森の畑「つむぎ野は」、道路沿いにあり、散歩をしている方や、信号で停車中の方からよく見えるため、これまで一度もあったことがない方からも、立ち止まったり、車の窓を開けて、「楽しそうだね」「ピザおいしそうだね」「いつも見ているけど、どんな人たちがやってるの?」と興味や関心をもって好意的に話しかけていただくことが増えました。
  • 不登校や、ひきこもりを経験している人たちにとって、知らない人にどのようにみられているかというこは、人目を避けてきた経験からとても気になっていました。ところが、気楽に声をかけていただくことが増えたことで、自分たちの活動だけでなく、地域の人との接点が生まれ、そのことが外で活動することに対して抵抗が少なくなりました。
  • 摂食障害のある人や、強迫神経症の人も、畑で自分たちで育てた野菜を収穫してすぐに調理をし、青空の下で食べるということの解放感が、食に対して少しずつ考え方が変わってきました。
  • 毎週水曜日は、畑の活動を行っていますが、畑で飲んだり食べたりをする環境を整備したことで、農作業だけでなく、お茶の時間に合わせていろいろな方が遊びに来られるようになり、開放的な場所であるため、気楽に自分の悩み事などを話せ、青空相談室のような居場所になり始めています。この助成をいただいたことをきっかけに今後「農cafe」を定期的に開催することになりました。

つむぎの森1つむぎの森2つむぎの森3つむぎの森4つむぎの森5
ホームページ https://martin509.wixsite.com/tumuginomori2010
facebook Npo法人つむぎの森