28年度助成事業実施報告

ぎふの未来へひとしずく ぎふハチドリ基金

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28年度助成事業
【A】事業助成実施報告
8団体が対象の事業を実施。合計1,175,413円を助成しました。

①団体名:あしたの支援室(大垣市)
 助成事業名:あしたの支援室事業(学習支援・居場所作り)
 助成額:200,000円(総事業費224,377円)
【事業実施の背景や理由】
 生活困窮家庭・1人親家庭・障がいを持っているなど、何らかの困難を抱えている子ども達や若者達は、安心して学習できる場所がなく、精神的にも不安定で自己肯定感を持てずに生活していることが多い。そうした子どもや若者が身近に安心できる居場所を得て、支援を受けることで、自立していく道を探していくことができるのではないかと考えている。
【事業内容と実績】
1. 居場所の提供と学習支援・・・1年間で104回の学習支援を行った。
〈土曜日〉13:30~16:00 夏休み中はランチを3回実施。
紙芝居、学習時間、外遊び等を行った。他にも、一人ひとりの話をよく聞き、生活の様子を掴み子どもたちの変化に気を付けた。また、学習だけでなく、悩み等も聞き、家庭への支援が必要である場合には、親と連絡を取って相談に乗り支援につなげた。
<月曜日>19:00~21:00
 中学生を対象に学習を行った。「お寺おやつクラブのお菓子」を利用。
2. 不登校生徒に訪問型学習支援を行った。
 ケース1:食料や衣料支援、「みんなでランチ」に誘いに行ったりする中で一緒に出掛けるようになり、12月からは給食を食べに登校できるようになってきている。また、学校や子ども支援課、民生委員で作るケース会議を持つことができた。
 ケース2:月に1~2度、自宅を訪問して食料や衣料支援を行った。「みんなでランチ」に来るようになって少し人との関わりが持てるようになり笑顔も見受けられた。3月から登校し始めて月曜日の中学生の学習にも来るようになってきている。
3. 6/26(日)「地域で育む子どもたちの未来シンポジウム」の開催・・・大垣市総合福祉会館で実施。45名参加。
4. 学習支援サポーター養成講座の開催(大垣市社会福祉協議会主催)
2/12「学習支援の現状と意義」公開講座、2/18「あしたの支援室」での学習支援、2/25「学習支援の課題とまとめ」
この講座により学習支援サポーターが2名増えた。
5. 昨年度に引き続き、地域の引きこもりの女性が毎月2回手作りのお菓子を届けてくれる。これを通してその女性も少しずつ外に出ることができるようになってきている。
【事業の成果】
・年間104回の学習支援を行い、延べ人数1082人の利用があった。
・子ども食堂「みんなでランチ」は14回行い、延べ420人の参加があった。特に、休みの日に母親が寝込んでしまうと1日1食という実態もある中、学校給食のない夏休みには3回の「みんなでランチ」を開くことができた。
・訪問型学習支援を行うことで、不登校の子が一歩を踏み出す手助けをすることができた。
・「地域で育む子どもたちの未来シンポジウム」や「学習支援サポーター講座」の開催により、少しずつ支援者が増えてきた。その結果、中学生の学習では、マンツーマンでつくことができるようになり、落ち着いて学習できるようになってきた。

②団体名:児童養護施設の子ども達を支援する会 虹のかけはし(岐阜市)
 助成事業名:高校生のための自立サポート「自立ナビゲーション」
 助成額:100,000円(総事業費100,000円)
【事業実施の背景や理由】
児童養護施設で育った子どもたちは、自立の準備が整っていなくても退所せざるを得ない実情がある。そのため、退所後の不安を抱える子どもたちに施設に居る時から自立を見据えた支援をする必要性を強く感じていた。折に触れ色々なところで子どもたちの施設入所後の話をしてきた。平成28年5月からは学習支援のため講師を派遣している。
【事業内容と実績】
フラワーエッセンスを用いたカウンセリングを行った。
8/26 「自己紹介」参加者:職員1名、子ども10名  8/29 「将来なりたい夢は?」参加者:職員1名、子ども10名
10/21 「お金のはなし」参加者:職員1名、子ども10名  12/20 「自分の枠を広げる」参加者:職員1名、子ども7名
3/10 「新しい波動機器timewaverを使用したカウンセリング」参加者:職員1名、子ども8名  3/31 「統括」参加者:職員1名、子ども10名
【事業の成果】
この講座は児童養護施設「若松学園」様のご理解、ご協力において実施することができた。フラワーエッセンスセラピストの齋藤氏が子どもと一人ひとりカウンセリングして導き出したフラワーエッセンスを調合し、スプレーにして子どもへ渡した。子ども達自身が非常に興味深く説明に聞き入っている姿を見て「変わりたい」という想いが伝わってきた。個人の悩みを解決に導く方法は沢山たくさんあるが取捨選択できる健全な心が大切である。子どもたちが生きる力を身につけ社会に堂々と出ていくことができるようにサポートしていくにはまだ時間が必要である。しかし、今回の支援事業で子ども達や施設職員さんにも新しい風が吹いたように感じた。

③団体名:みんなのいえ つなぐ(各務原市)
助成事業名:孤立しがちな親子のつながりの場づくり
助成額:72,000円(総事業費73,548円)
【事業実施の背景や理由】
 少子化、核家族化、都市化などにより子育ての環境は大きく変化、地域とつながりを持てずに孤立する親子がいる。子育てに悩みを抱えている、身近な相談者がいない、公共施設等の相談場所や親子が集う場所にも行けない親子もいる。しかし、集団での関わりが苦手だったり、参加費を払ってまで育児の不安解消を目的に来るのは難しいと考える。集団が苦手な人でも気軽に来られるように個別相談日を設け、貧困家庭など費用の捻出の厳しい家庭は、費用がかかることで参加を諦めてしまうので相談費の無料にする必要があると考えている。

【事業内容と実績】
1年間で17日相談を受けて22名の相談者が利用した。相談内容は、母乳相談、断乳・卒乳相談、育児相談、成長・発達相談、乳房のしこりについての相談、ミルクについての相談、予防相談等があった。

【事業の成果】
22件の利用があり、その中で複数回利用が4名、一番多い方で6回利用があった。市の乳幼児健診などでコミュニケーションを取ることや、大勢の人、初対面の人と接することが苦手と感じている方もいたが定期的にきてくれた。

 健診では、うまくいかないかことや平均的なことから逸脱していることがあれば、母親に指導し専門医受診を勧められたりする。これは大切なことだが、その反面子どもに異常があるのではないか、子育てがうまくできていないのではと過度な心配や自信をなくしてしまうことになる。健診だけでなく、様々な場面で母親たちは自分の子どもと人の子どもを比べて同じようにできないことに不安を感じ、みんなと同じように育てなければという思いが常にあるように感じる。また、子育てを通して母親自身が評価されていると感じ、周りの目を気にして集団の中でストレスや生きづらさを抱えながら子育てをしているように感じる。

そんな母親たちには、その時点の親子だけを見て定められた基準の中で評価するのではなく、親子とつながりを持ち、ありのままの親子を受け入れながら一緒に子どもを見て、親子に寄り添い続けることが必要だと感じる。このような関わりを持つことができ、親子に寄り添うことで、母親が安心でき、不安を抱えながらの子育てではなく、前向きに子育てに向かえるお手伝いができたと思う。

④団体名:フードバンクぎふ(大垣市)
 助成事業名:フードバンク事業
 助成額:160,000円(総事業費250,096円)
【事業実施の背景や理由】
子どもを抱える家庭、特に母子家庭では経済的な困窮の中で、子どもに十分な食料を与えることができない家庭がみられる。また、食事自体は確保できていても、食費により家計が圧迫され、子どもに対して十分な物資の買い与えや、学習に対して必要な費用の支払いが困難になる家庭もみられる。このような家庭に対し、食料の無料配布を行い、食料の確保や食費に充てる費用を軽減してもらうことでこういった問題を解決・軽減していきたい。
【事業内容と実績】
食品を扱う事業者・個人から、食品としての品質には問題がないにも関わらず、様々な事情で廃棄される食品を無償で提供してもらい、これを必要とされている方へ無料配布した。
食品の提供元としては、コストコ羽島店から土曜日、日曜日、祝日に供給されるパンを中心とした食材、セカンドハーベスト名古屋から毎月最低1回提供される食料などがあり、また農業組合法人白鳥ファームからは、2014年に約100トン、2015年に約50トンの新米の提供を受けている。本年からは、お寺にお供え物として提供されたお菓子などを有効利用するための団体「おてらおやつクラブ」とも連携し、提供を受けている。2016年度に取り扱った食品の総量は約13トンになった。配布先の内訳は、児童養護施設樹心寮、学校法人西濃学園、学習支援団体あしたの支援室、各務原市のシングルマザー世帯約60世帯、海津の子育て世帯約50世帯、岐阜市内約100世帯、大垣市で約30世帯、揖斐郡・不破郡で各40世帯に郵送で配布した。

【事業の成果】
約13トンの食品を約300世帯、3団体に配布することができた。これにより、配布先世帯の食の充実や、食費に充てていた費用を学習等の子どもに必要な費用に充てることができたなど、子どもの健全な発育環境の形成に役立つことができた。また、「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアーin岐阜 地域で支える子どもの未来」に参加したことで、より多くの方々に当団体の活動を知ってもらい、食品の提供、受領双方で輪が広がった。

⑤団体名:NPO法人仕事工房ポポロ(岐阜市)
 助成事業名:はがき絵でつながる
 助成額:149,413円(総事業費149,413円)
【事業実施の背景や理由】
はがき絵を通して、困難を抱える人々との交流を生み出し、はがき絵を作成して出す側にも「支援者」としての役割を考える絶好の機会となる。
【事業内容と実績】
昨日まで当事者だったはがき絵作者の作品をひきこもっている当事者に届ける。
ニュースレターによる告知で支援を呼びかけ、はがきを受け取ってくれる人、書いてくれる人の双方を募集した。
一方通行でも、手紙を出し続け双方の交流を作り出した。
毎月2回はがき絵を送る活動をした。
4月  5名協力者 44通送付/ 5月  6名協力者 43通送付/ 6月  8名協力者 46通送付
7月  6名協力者 52通送付/ 8月  4名協力者 41通送付/ 9月  6名協力者 32通送付
10月  5名協力者 44通送付/ 11月  7名協力者 63通送付/ 12月  6名協力者 58通送付
1月  5名協力者 48通送付/  2月 10名協力者 47通送付/ 3月  6名協力者 56通送付

【事業の成果】
はがき絵送付作業は、一方通行の交流になることがほとんどだが、続けるうちに返事が届くようになった。そこには、感謝の言葉とともに、自身の近況も綴られていることがあった。それはまさしく、はがき絵の温かい絵や言葉に心動かされたからではないでしょうか。こういったことを通じて、協力者も支援することの重要さを感じる機会となった。また、ポポロ利用者の中にもこの作業を自分の役目として毎回参加してくれる方もいて、彼らにとっても貴重な経験になっている。

⑥団体名:にじいろパレット(恵那市)
 助成事業名:不登校児者・ひきこもり者の自立に向けてのサポート事業
 助成額:150,000円(総事業費224,377円)
【事業実施の背景や理由】
地域には様々な問題を抱え、学校に行きたくても行けない児童生徒や進路が決まらない、高校を中退した、就労できない等の理由で家庭に引きこもっている若者がいる。当事者は自己肯定感が低いために、不安があり社会へ出ていくことが難しい状態にある。安心できる場所で受け入れられることで自己肯定感が高まり社会の関わりに向けて前向きに生活できるようになる。また、家族の不安や焦る気持ちを共感されることで心が穏やかになり、それにより当事者の心も安定し、エネルギーが貯まることにつながる。当事者が社会との関わりに向けて生活できるようになるためには、当事者とその家族がありのままを受け入れられ、安心して過ごせる場所や必要に応じた支援を行える安心できる場所が少ない。そのため、そのような居場所を継続し、当事者やその家族に寄り添う支援を提供していく必要がある。
【事業内容と実績】
不登校の児童生徒、ひきこもりの若者のための居場所作りと、当事者とその関係者のための支援活動を行っている。
① 居場所づくり…活動スペースと相談スペースに分けて当事者の状態に合わせている。当事者とスタッフが相談しながら、季節の行事やイベントの計画を立てて実行している。
② 社会復帰のための付き添い支援…居場所で元気を取り戻し、もう一歩踏み出したいという当事者と、他の支援施設への見学やイベントの参加ができ、就労い結びついた方もみえた。
③ 居場所でのバザーに出品する商品作成…居場所にて当事者とスタッフが手芸や工芸作品を作成することで達成感を味わうことができた。
④ バザーへの参加…当事者の作品をバザーで出品したことにより、自信につながり新たな作品を作るという意欲に結びついた。
⑤ 親の会の開催…親同士の関係も深まり、不安を話したり新しい情報を共有してとてもいい会となった。
⑥ スタッフ研修会・打ち合せ…スキルを高めるため、カウンセリング講習会や傾聴講座へ参加し、参加できなかったスタッフにも共有を行った。
⑦ 通信発行、ブログでの情報発信…関係者以外にも、地域の方々にも不登校や引きこもりへの理解者を増やしていくよう努力し、活動内容を多くの方々に知ってもらうことができた。
⑧ できたよ体験…簡単な調理や工作、手芸などをスタッフと一緒に体験することで達成感を味わうことができた。
⑨ 個別でのコミュニケーショントレーニング…スタッフとの個別の会話や作業の体験を通し、コミュニケーショントレーニングを重ねた。回を重ねるにつれて変わっていく当事者の目の当りにして感動することもあった。
【事業の成果】
・スタッフやこの活動を応援してくださる方が、自分の特技を生かして手芸・工芸・おやつ作りなどを教え、利用者と一緒に挑戦することができた。
・行事を計画・実施した。楽しい行事体験は利用者の気持ちをほぐし楽になった。また、様々な活動により利用者それぞれが新しい自分を発見することができた。

⑦団体名:ゆめぽっけ(岐阜市)
 助成事業名:障がい児・者による音楽活動
 助成額:164,000円(総事業費1,118,139円)
【事業実施の背景や理由】
障がい児・者の表現の場を確保するとともに、学校や仕事を終えてから家庭での生きがい・やりがいがないと退行してしまうといわれている障がい児・者の可能性を広める。代表がピアノ・リトミック教室の講師でもあり、その教室に通う音楽好きな仲間たちで作ったグループが始まりである。
【事業内容と実績】
2016年7月31日(日) ぎふ清流文化プラザ 長良川ホールにて ゆめぽっけライブVol7を開催
関係者(出演・出品者、会員、スタッフ) 82人
入場者(関係者を除く)  469人
同日、ホワイエにて、ミニギャラリーを開催、ゆめぽっけメンバーの写真・プロフィールの展示、ピアノソロ演奏楽譜などの展示をした。
【事業の成果】
今回はスクリーンに映像、歌詞などを映し出し、観客に好評であった。舞台展開がスムーズにいかない場面があり、終演時刻が予定より延びてしまった。2年後のライブに向けて、メンバーそれぞれ目標を持って練習に取り組み、さらなる技術の向上を図りたい。また、自主ライブ以外のステージにも積極的に参加し、ゆめぽっけの活動を多くの方に知っていただけるよう努力していきたい。より多くの人々と音楽空間を共有することで障がいの垣根を越え「ともに生きること」、障がいの向こうにある「人としての生き方」を問いかけ、生きる力を感じてもらいたい。そのためにもゆめぽっけメンバーひとりひとりが音楽的技術の向上ばかりでなく、多くの人と触れ合う中で、人として…の部分で心豊かい成長し続けたい。障がいがあっても社会に貢献できる人でありたいと思う。

⑦団体名:NPO法人コミュニティサポートスクエア(岐阜市)
 助成事業名:ユースサポートCLUB
 助成額:180,000円(総事業費198,732円)
【事業実施の背景や理由】
何らかの困難を抱え、社会的引きこもり状態や転職を繰り返している若者は、将来への大きな不安を抱えている場合が多い。その解消には、家族の支えと導きが重要ではあるが、家族であるが故、感情のもつれや相互不理解の状況が進んでしまうことも多い。そうでなくとも、一般的社会的なスキルの獲得機会を喪失した状態で過ごしてきている若者が就労に向けて準備しておくべき体制づくりも家庭の力に限るだけでは十分とは言い難いケースも多い。こういった若者が将来の不安を抱きながらでも経済的・精神的自立に向かえるよう、第三者の「支え」と「指導」を提供する場を演出する。
過去5年間に亘り、「コミュニティ・カフェわおん」でも行っており、約10名の継続的な支援をしてきた。現在、岐阜県百年公園内のレストハウス運営を委託されている。公園全体を活用した自立サポートプログラムの提供が可能ではないかと考え、公園管理団体に就労体験(ボランティア)の受け入れにも関心を示していただけている。

【事業内容と実績】
ユースサポートCLUB概要…7月・8月準備、参加者募集、9月開始、その後随時参加可能。月額参加費を設定。12月まで継続。
① グループワーク週2回(火、金)
8:30~9:30 モーニングウォーキング…生活リズム作り、基礎体力作り
9:45~10:45 テーマ学習(マナー、コミュニケーション、職業理解、基礎学力)…経済的自立に向けた自己課題の明確化とその改善
11:00~12:00ワークタイム…仕事体験。テーマ学習の実践を通じた自信の獲得、働くイメージ作り
休憩後、午後も継続してワークタイムを希望する場合は受け入れる。
内容として想定している仕事体験…公園内清掃、植物手入れ、レストハウス業務(調理補助、接客)
② 「気持ちUPセミナー」2週間に1回、①を②に変更…特別講師による承認や励ましを目標にしたセミナー
③ 個人セッション…随時、個別相談。
※百年公園のイベントをPRしたり、運営ボランティアに関わってもらうなど、「主体」となるものも提供できるよう公園と連携していく。
〈実績〉
10/26 「石焼き芋販売プロジェクト」として、一から実際の販売まで持ち込むまでのプロセスを特別講師熊田義拡氏。6名の参加者。コミュニケーションの基本を講義。
11/2 2回目のミーティング。焼き芋試作試食。販売イメージ作り。やることの洗い出し。6名参加。
11/4 リヤカー寄贈受ける。劣化したタイヤ、錆だらけのフレームを再生していくことから結果的に愛着と販売への想いを向上させるおとになった。この日以降、いっぽいっぽ利用者の不特定多数の人がリヤカー整備に取り組むことになった。
11/6 中青フェスティバルに「じゃがバター」で焼き芋プロジェクトとして出店。5名参加。販売体験によりイメージを具体化にしていく。
11/10 3回目のミーティング。特別講師 亀山英典氏。
11/22 4回目のミーティング。特別講師 中村亜綺氏。8名参加。
11/28 NPO法人つむぎの森の畑にて芋掘り体験。6名参加。
11/30 5回目のミーティング。特別講師 小崎京子氏。5名参加。
12/2 柳ヶ瀬夜空カフェで焼き芋初出店。3名参加。
12/3 国際会議場で子ども食堂全国キャラバンにて販売。2名参加。
12/14 6回目のミーティング。特別講師 熊田義拡氏。6名参加。
リヤカー曳き売り初日で販売量は3kg。曳き売りの困難さを実感したが、参加メンバー数人が大きな声で呼び込みをするという成果は得られた。
以降、1/4~3/30までに24回の販売を実施。毎回必ず1名~3名の若者の参加があり、販売利益に応じて報奨金を与えた。

【事業の成果】
居場所=社会的役割を得られていない若者にとって、何かを通じてヒューマンスキルを学習する機会を得られにくい中、同じような立場の若者たちと、ひとつの目標に向けて行動し、それが社会参加のひとつであることを実感することにつながった。特にリヤカーの整備から積極的に動いた1名(40代男性、7年間無業状態)の変化は著しく、12月の段階では「整備まではするが販売はちょっと自信がないのでついていくだけにします。リヤカー曳くのは遠慮します。」と言っていた。しかし、1月には呼び込みもするようになり、2月には「やります」というようになり、3月のお散歩マーケットに向けては、リヤカー保存場所から会場まで一人で移動させるまでになった。最終日には「やって楽しかった」という言葉が出た。他にも、竹串を所定の場所に片付けなかったため、次の回で代用品を探し手間取ったことがあったが、その次の回では10本ほどの竹串を自ら用意してきて挽回を図ろうとする姿が見受けられた。さらに、準備から販売までの流れを書面化して手伝ってくれる人にそれを渡し説明するなど、主体的な関わりができたことは今後の就労に関する意識としても非常に褒めるべき点であった。

また、1月以降のイベントの際に販売に関わるようになった1名(20代男性、5年間無業状態)は、昼夜逆転が激しく気持ちも働くことになかなか向かっていなかったが、時間通りに来ること、休まず来ること、きちんと接客することなどを通じて、報奨金も得られたことが意欲につながっていき、「関わる前と気持ちが180度変わったと言っても過言ではないです。」と発言するようになった。きちんと就労を果たしたいという意欲につながってきている。

ほか、リヤカーの看板製作に関わった若者1名、面白そうなので付いていってどんな風か体験したいと単発で加わった若者計10名。それぞれなんらかの日常の変化を求めている人には良い機会を提供できたと思われる。社会的には、SNSでこの活動を知らせてきたため、販売時には活動の応援の意味も込めて購入してくださる人もあり、一般市民にできる「若者たちの自立の応援」という要素と、この活動の必要性についての理解を深めることができたと感じている。

ここで事例として紹介した2名に関しては、今後も当法人の飲食販売の手伝いなど積極的に関わり続けていくことが見込まれており、高まった意欲を就労に結びつけられるように応援していく予定である。